Friday, November 29, 2013

サスペンデッドで54ホール短縮競技に選手たちは疑問の声




2011年11月11日18時06分




リーダーズボード
順位 選手名 スコア1 鈴木 亨 -11
2 松山 英樹 -9
3 谷口 徹 -8
藤田 寛之 -8
ベ・サンムン -8
6 久保谷 健一 -7
C・シュワーツェル -7
8 小林 正則 -6
山下 和宏 -6
10 小田 龍一 -5


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近藤共弘(左)も異議を唱えた1人(撮影:上山敬太)











三井住友VISA太平洋マスターズ 2日目◇11日◇太平洋クラブ御殿場コース(7,246ヤード・パー72)>

 国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」の2日目は、降雨によるコースコンディション不良ため、10時23分に2度目の中断。その後も再開のめどが立たず、13時45分にサスペンデッドとなった。今大会は54ホールの短縮競技となり、第2ラウンドの続きは明日12日(土)の8時50分から再開されることとなった。

石川遼はスタートできず…残り36ホールでどこまでスコアを伸ばすか

 しかし、このサスペンデッドという判断に選手サイドから疑問の声が上がった。「サスペンデッドにするなら72ホール競技にする。54ホールなら一度キャンセル(この日スタートした選手のスコアをリセットする)しては?」。池田勇太増田伸洋近藤共弘らが納得のいかない判断に異議を唱えた。

 サスペンデッドならこの日プレーした数名の選手は、明日はその続きをプレーをしなくてはならない。キャンセルにした場合は、選手全員同じ条件で最初から第2ラウンドをプレーすることができる。明日は天気が回復するとはいえ、雨の中スコアを落とした選手が、明日残りのホールをプレーするのはアンフェアというのが選手の考えだ。

 池田や近藤はこの日スタートしていないが、ロッカールームでは「スタートしていない選手のほうが、スタートした選手がかわいそうと言っている」。石川遼も「サスペンデッドなら決断する時間が早かったのでは?」と話し、キャンセルなら54ホール、サスペンデッドなら72ホールというのが頭にあったようだ。

 これについてJGTOの小山ツアーディレクターは、ジャパンゴルフツアートーナメント規定にある『一度ストロークした打数はカウントしたことを原則とする』という理念に基づきサスペンデッドにしたと説明。あらゆる状況を想定して今回のことが決まった。

 だが、この規定はその後『ツアーディレクターが天候等であらゆる状況を考慮し、そのラウンドを取り消さないと著しく不公平になると判断したときは、当該ツアーディレクターは、大会関係者との協議の上、そのラウンドをキャンセルすることができる』とう文言が続く。“著しく不公平”とはどこに当たるのか、ということに選手たちは首を傾げた。

 この判断は覆ることはなく、選手たちも明日は気持ちを切り替えてプレーするしかない。JGTO側は「選手の意見をまったく聞かないというわけではありません。今回の体験は無にしません」と話したが、少し後味の悪い判断となった。

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